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セブで英会話留学情報 体験談

セブ 英会話短期留学まとめ

モアルボアルのビーチ


  フィリピンを語学留学先に選んだ理由

2007年の9月末に勤めていた会社を辞めて、語学留学先に選んだのはフィリピンでした。インターネットで語学留学を調べていると、アメリカやオーストラリア、イギリス、マルタ、カナダなどといった留学先があり、留学斡旋会社が多く見つかりました。その中で見つけたフィリピン、セブ。セブと言えばビーチがあることとか、フィリピンが新興国で、肌が浅黒くて、熱帯性気候であるとか、それくらいしか思いつきませんでした。最終的にフィリピンを留学先に選んだ理由は、1.予算内であること、2.日本人があまりいないこと、3.アジアであること、4.マンツーマンレッスンであることでした。しかし最後まで格安というのには不安がありました。


  出発前の英語レベル


持っていた資格は英検準2級ですが、それも数十年も前に取ったもの。文法も既に忘れていました。高校生の時に、数カ国ヨーロッパ圏に行ったことはあったものの、スピーキングは初級レベルでした。


  留学期間と費用

予定は3ヶ月の留学でしたが、1ヶ月延期したので合計4ヶ月。

留学斡旋会社に事前に振り込んだ費用の内訳は
  • 毎日3食 韓国料理
  • 住まい 寮(ドミトリー)
  • 授業料 一日5時間(月曜〜金曜)
  • 滞在ビザとSSP(特別学生許可証)
合計費用は留学斡旋会社を通して、40万+だったと思います。
 その他にかかった費用は、週末に旅行した分や飲食に使いました。

期間は3ヶ月でよかったかなと思います。長すぎるとダレますし、短すぎても英語を喋れるまでには足りない。人によって期間はそれぞれ違います。日本人の場合は社会人が多く、時間がないので、1ヶ月〜3ヶ月の留学が多く、韓国人の場合は学生が多く、3ヶ月〜6ヶ月の留学というケースが多く見られました。

そして英語習得できる力の個人差はもちろんありました。数週間でしゃべれる人もいれば、3ヶ月たってもまったく変わってない学生。個人の努力がこれほど成果にわかりやすく反映されるものはないなと痛感しました。それとは別に身体的な話でいくと、耳がいい人(音感とかの)は英語習得するのが速かったと感じました。

逆に学生の中には、6ヶ月や1年くらいいる学生たちもいましたが、その多くが、昼間寝て、当然授業は休みます、夜中からカジノ、クラブやビキニバーへ、出かけていく、いわゆる’沈没’している人がいました。


私の経験では、留学先は韓国人留学生のみ。日本人がまったくいなかったので、英語をしゃべらざるを得ない環境で、最初はストレスがたまりました。しかし1ヶ月半くらいで耳が英語に慣れ、スパルタクラスを受けてボキャブラリーを増やしました。それからテストを受けて、Intermediateへレベルアップ。2ヶ月したには口からポロポロと英語が出てくるようになりました。3ヶ月目には英語でものを考える、いわゆる「英語脳」へと変わっていったような感覚がありました。


  留学先学校選び

フィリピンには多くの語学学校があります。
多くの英語学校があるのはバギオ、マニラ、セブです。

  • バギオ
  • マニラ 
    • フィリピンの首都ですから、文化、経済、政治、教育が集中しています。レベルの高い大学は、マニラにあります。経済発展とともに乱立するコンドミニアム、そして大型ショッピングモール、そしてなんといっても交通渋滞。新興国に特有の経済格差は大きく、そのため治安もあまりよくないと聞きます。
  • セブ 
    • 第二の首都といわれる島です。南北225kmの小さな島ですが、もともと海外と貿易をしていた歴史もあり、中心地であるメトロセブでは経済が発展しつつあります。マニラほど経済発展はしていませんが、その分人々は穏やかです。
    • セブの語学学校がどこにあるかに注意しましょう。フィリピンの中でもセブは、ビーチがあるというイメージですが、意外とそうではありません。多くの人が思い違いをしている理由は、よくパンフレットにあるセブのマクタン島の印象が強いためだと思われます。
    • セブの語学学校は、(数件の語学学校を除いて)マクタン島にはありません。セブ市街にもっとも多くあります。



   留学先でのこと

  • 語学学校がセブ市街地だったので、セブ市内のローカルな生活を体験できました。
  • 授業では歌ったり、踊ったりもしました。
  • 授業でローカルラジオに生出演させられました。
  • 韓国人同士とフィリピン人のトラブルは多くありましたが、日本人と韓国人とのトラブルはほとんどありませんでした。 
  • 留学生は、バッチ(ひとかたまり)といういわゆるグループに属します。 この「バッチメイト」は、同じ時期に留学してきた人たち(いわゆる同期)グループ構成され、人数は10人ほどです。毎週新しい、留学生(バッチ)が入ってきます。一緒に旅行したり、ご飯を食べたり、飲みにいったりするのはバッチが多いのです。
  • 良くも悪くもメンバーは選べないということ。
  • 毎日の韓国料理に飽きて、フィリピン料理を食べていました。
  • 語学学校によっては、モチベーションの低い講師がいました。
  • モチベーションの高い学生に囲まれたことは、成功の秘訣でした。
  • フィリピンの英語は聞き取りやすいが、アメリカ、イギリス英語を聞き取るには工夫が必要だと感じました。
  • スキューバダイビングのライセンスも3日あればとれます。
  • 有名なダイビングスポットや、アイランドホッピングも週末を利用して行きました。
  • セブ市内にはショッピングモールやマッサージなどがたくさんあります。
  • 物乞いする人々と遭遇しました。


  授業について

授業はマンツーマンが2コマ。(1時間30分×2)、グループクラス(1時間)、スパルタクラス(1時間)、 一日5時間くらいの授業。

教師とスケジュールは自分で選択できます。私は、上記のようなスケジュールをくみました。私には5時間くらいがちょうどあっていたのかと思います。何故なら、毎日の授業が終ったあと、忘れないために復習することが一番大事だとわかったからです。

7時起床、12時就寝という生活でした。早朝は、スパルタクラスです。毎日20〜50ほどの単語やボキャブラリーのテストがあり、予習します。そして午前中は市内を歩いて観光したりする時間や、字幕のない映画を見たりして英語に慣れます。
夜は飲みにいくことが多かったのですが、その前に宿題と復習を終わらせます。就寝前は、授業をボイス・レコーダーで録音したものを聞きながら寝るといったことをしました。これは、自分が授業の中で、どこを聞き取れていないのか、また自分の発音を確認したり、何を言えばよかったのか、ということを確認するのに役に立ちました。
そしてなにより、英語を学ぶモチベーションが高い学生が周りに多かったのがとても助かりました。



  まとめ

人生でこれだけ勉強したのも、短期間で充実した経験ができたのもセブに留学したからこそ。いい経験になりました。

フィリピンのことを「よく知らなかった」ことがよかったのだと改めて思います。知識があったら、よけいに偏見があったかもしれない。ニュートラルだったから成功したんだと思います。



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